ヘッドライトのハードなクスミを新品状態に

便利

ガラスコーティング剤を使い、2年間以上も効果が続きます。

車のヘッドライトの曇りを解消して、新品のようにスッキリとクリアーにします。

クスミ具合で多少、方法は変わりますが、かなり効果があります。

ポリカーボネート製のパネルやシールドなどにも有効です。

新品のようになったヘッドライト
新車から10年で施工、2年経過後メンテナンスしたヘッドライト

 

 

3年前の同じヘッドライト コーティング前

 

 

 

費用 

5000円程でヘッドライト10台以上は施工できます。

これは必要な物を全てそろえた金額です。持っている物があったり、最小限の道具で始めれば安くなります。

ヘッドライトが白く劣化している場合#600~#800ほどの耐水ペーパー100円程度が必要になります。

耐水ペーパー

 

 

コツ

仕上がりを決めるのは、ガラスコーティング剤を使う前の下処理です。

コーティングをする前に、かなりクリアーになるまで磨きます。 

磨いただけの透明パーツを脱脂して、クリアーな状態になっているのは大変です順序があります。

よほど白く濁ったヘッドライトは表面のハードコートを削り取る事をおすすめします

ヘッドライトの中の様子も見えなくなるほど濁ってしまっては、明かりが分散して車検にも通らない可能性もありますのでダメ元で削ります。仕上げに使うガラスコートは被膜も強いので問題ありません。

状態が非常に劣化したヘッドライトは、完全にクリアーにならない場合があります。しかし状態の改善はできます。

 

ヘッドライトが黄ばんでいるだけの場合はIPA(イソプロピルアルコール)で取れると思います。

 

 

 

必要な物

アクアドロップ

ガラスコート剤はアクアドロップのハードタイプを使います。揮発性が高く小さい範囲でしか使えませんが、ヘッドライトを施工する場合の相性は最高です。

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耐水ペーパーは#1000・1500・2000・3000が必要です。ヘッドライトの表面を削る場合は#600・800が必要です。耐水ペーパーは一枚単位で買え100円ほどです。

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コンパウンドは液体がおすすめです。ホルツの液体コンパウンドの超極細は、粒子サイズ0.2ミクロンで、どのメーカーよりも仕上げ重視になっているので使っています。

コンパウンドは自動車のボディにも使えます、必要に応じてサイズを選びます。

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これは大きいサイズ

 

シリコンオフ・IPAイソプロピルアルコール)はコンパウンドの洗浄に使います。

シリコンオフ シリコンオフはスプレー缶で使いやすいです。

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IPAはシリコンオフと同じ成分です。スプレー缶ではなくて容器に入っています。表面にかけて使います。たくさん使いたい場合に良いです。大量に買うとかなり安いです。

※ブレーキクリーナ等の強い溶剤を使ってはいけません。  シリコンオフやIPAは樹脂や塗装面を侵食せずに油分だけを落とします。

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マスキングテープ 耐水ペーパーで塗装面を傷つけないように、ヘッドライトの周りに貼ります

塗装する訳ではないので少量あればよいです。ボンネットを開けるとマスキングする部分が少なくなります。くれぐれもボディ面を耐水ペーパーで擦らないようにしましょう。

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布 タオル テッシュペーパー  水

布(ウエス)コンパウンド掛けをするときに使います。専用でも良いのですが、いらない綿100%のTシャツか肌着を小さく切って使っています。

耐水ペーパー研磨では、洗い流すために水道やホースが必要です。バケツに水でも出来ます。

 

 

施工方法

準備

ヘッドライトがボンネットに近い場合は、ボンネットを開けておきます。

汚れを取り、マスキングテープが付きを良くするために、水で洗い、乾燥させます。

ライト周りをマスキングします。耐水ペーパーで塗装面を傷つけない目的です。ヘッドライトの表面を削る方はマスキングテープを二重に貼ると安心です。

また、水で洗いながら磨くのでボディが汚れないように、シートの付いた養生テープでカバーしてもよいです。

耐水ペーパーで研磨

ヘッドライトの曇り具合で、磨き始める耐水ペーパーの番手が変わります。

新車時のヘッドライトは耐候性のハードコートがされています。  このハードコートを「磨くか」・「削り取るか」 の判断をします。

分からない場合は#1000から始めましょう。

適度に切った#1000でヘッドライト全体を平均に磨いてみます。時々、水をかけて洗い流します。あまり、押し付けない程度で磨きます。

ペーパー掛けは左右方向に全体を研磨にしたら、つぎは上下で全体に研磨します。それを繰り返します。

この時、黄色い汁が出てきます。劣化した表面が削れているのです。

2~3分磨いて水をかけた時、透明感が出てきて中のバルブの状態が、「わりと」見えてきたら#1000は終了して#1500に変えます。

#1000で、どれだけ磨いても透明感が出てこない場合は、#600に変えます。磨きながら時々テッシュペーパーなどで水分を取って乾かせて確認すると、コーティングが無くなり下地の部分との境界部分が分かります。確認しながらハードコーティングを取り去ります。結構根気が必要な時があります。

表面に細かい傷が多くて、中のバルブやスモールランプが確認できないほど濁っているものは最初から#600で始めます。 ハードコートを削り取ります。

 

全体をまんべんなく磨いたら、番手を上げていきます。

しっかり水洗いして、#600から#800 1000・1500・2000・3000と進めていきます。

れだけ細かく番手を上げてゆけば、前の番手の傷は残らないと思います。しかし、乾いた状態で目立つ傷がある場合は、前の番手に戻って作業をやり直します。

#3000は特に丁寧に水研(水で洗いながらの磨き)します。

丁度、古いヘルメットの面がかなり劣化していたので、同じ方法で処置してみます。

ポリカーボネート製ですのでヘッドライトと同じ材質です。こちらの面は柔らかいので加工しづらいです。

劣化や傷で使い物になりません。

水ペーパーで磨き IPAで拭き取りました。この時点ではスリガラス状態です。

#1000から1500・2000・3000と磨いていきます。

表と裏の両方を処理していきます。

 

 

コンパウンド掛け

コンパウンドも細目➡極細➡超極細(メーカーによって呼び名は変わります)と使います。

エスやシャツを小さく切って、何度か折りたたみ、コンパウンドを塗りヘッドライトを磨きます。

少し、強めに擦ります。左右方向で全体を磨き 上下で全体を磨くのを コンパウンドを塗りならが繰り返します。

コンパウンドは油分があるので透明感がでて、仕上がりは分かりにくいです。シリコンオフ・IPAで洗い、新しいウエスで拭き取って状態を見ます。

細目7ミクロンで磨きIPAで洗浄

 

 

次のコンパウンド掛けをするときは、きっちり前のコンパウンドをIPAで洗い流してください。

極細1ミクロンで磨きIPAで洗浄
超極細0.2ミクロンで磨きIPAで洗浄

耐水ペーパー#2000の傷がうまく消えていないのと、劣化でやや濁っていますがコンパウンド掛け終了です。

クリアーなヘッドライトでコンパウンド掛けを練習しておくと、塗装部分の施工に効果を発揮できます。 ボディも濡れたようなツヤのある光沢が出来るようになりますよ。

 

 

 

コーティング

ティッシュペーパーを小さくたたんでAQUADROP ハードタイプを染み込ませます。

フタを開けキャップを外し、ティッシュで押さえて上下に軽く振ります。

これだけの量でヘッドライトをコーティングできます。

素早くヘッドライトに塗り広げます。全体を二回ほどナデる程度で良いです。

これで完了です。

特に拭き取る事はしません。拭き取ろうとすると跡が残ったりするかもしれませんから。

一日は雨にも当てず、触らないでおきます。

二度塗りは必要ないと思います。汚れてきたらメンテナンスの方法でコートするのが良いです。

コーティングするとスッキリして、また使えるようになりました。

 

 

メンテナンス

二年以上は効果が持続すると思いますが。定期的なメンテナンスをすると「新車感」が戻ります。

水洗い➡超極細コンパウンド掛け➡IPA洗浄➡アクアドロップ処理 です。

コーティングから2年たった状態

十年以上経過したヘッドライトを、表面のハードコートを削り取り、AQUADROPハードタイプを塗って・・2年目の状態 カサカサ感はありますが、中のバルブの様子は良く分かります。

0.2ミクロンコンパウンド掛け
IPA洗浄後
AQUADROP HARD COAT を塗ります。

 

 

 

ほかのパーツにも使えます。

AQUADROP HARD GLASS COAT は蒸発が早くて、広い範囲には使う事が難しいです。

しかし、小物や小さなパーツは簡単に施工できます。

ヘッドライトに使ったAQUADROP HARD GLASS COATの付いているテッシュペーパーでテールランプ等を拭いてもコーティング出来ますよ。

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保存は苦手

二年前に使った後、キャップを強く締めてジップロックで二重に包み、冷暗所に置いてましたが、1/3に減っていました。

早めに使い切る事をおすすめします。

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