石油ボイラーからの水漏れ。修理出来なかったという記事です。
直らなかったって事なので、興味のある方だけお付き合いください・・・・
手間をかけて分解しても、修理不能という事もよくあります。でも、思い残す事なく買い替えが出来ますよね・・
風呂に入ろうと給湯器のスイッチをいれましたが、エラーメッセージが出ます。
何度か電源を入れたり切ったりすると、エラーコード「11」やら「12」もでます。
ボイラーを見に行くと、水漏れです。とりあえず水道のバルブを閉じて、床に溜まった水を切りました。
新聞紙で水分を吸い取らせました。
購入から4年ほど使用しました。普通このタイプのボイラーは10年以上使えるのですが・・
配管の水漏れならエラーは出ないはず・・簡単に点検すると、バーナー部分からの水漏れです。
本格的な修理になりそうなので、ボイラー本体を取り外して広い所で分解する事にしました。
ボイラーのタンク内の水を抜きました。
水道配管や灯油配管、電気配線や煙突など全て外しました。
さっそく部屋に持ち込んで、怪しい部分の部品のネジを外すと・・水が噴き出しました。
どうもバーナーっぽいのですが、灯油の配管などイロイロ外さないと抜けないようです。
外れました、やっぱりバーナーです。本来、水に漬かってはいけない部分です。
燃焼室が水浸しになっています。灯油混じりの水を捨てました。
もしかしたら直せるかな?と淡い期待をして、ボイラー部分を取り出す事にしました。
メインの基盤を外します。各配管には凍結防止のためのセメント抵抗が付いています。コネクターを全て外しました。
本体内の給水管を全て外すために、ケースを分解しました。
ほとんど丸裸です。ファンと煙突を外せば罐(カマ)だけになります。
煙突の部分です。パイプの中に不思議なプレートが入っています。熱がすぐに抜けないようにするための物みたいですね。
カマだけにしましたが、溶接してあり一体型なのでこれ以上分解できません。
燃焼室を点検すると・・中の壁がかなり変形しています。
燃焼室の上の方です。煙突に繋がっている穴が見えます。
どうも、ボイラーの圧力が高まって、内壁を変形させ亀裂が発生したと考えられます。
修理不可能です。
少し前から、減圧弁か、逃がし弁の具合が悪かったのです。
シャワーなど使うとき、一瞬、圧力が高い事があったのです。
カマの部分を分解して、溶接するスキルはありません。ヤフオクでも、この部分だけでは売っていません。メーカー保証も3年でした。
・・・買い替えしかなないですね・・・
ダメでしたって記事に付き合ってくれてありがとうございます。
直せるかどうかは、分解しないと判らないですからね・・また、些細な事で直る事もあるものです。
でも、構造が分かって楽しかったです。不燃ゴミにも出しやすくなりましたし・・・
では・・・
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