図解多め エアコンコンプレッサー交換 ダイハツ車

タントエグゼのエアコンコンプレッサーを交換しました。

ダイハツの軽自動車は大体同じ方法で交換できますよ。タント・ムーブ・ミラ

道具がそろっていれば3時間ほどの作業です。

 

コンプレッサーを交換したほうがよい状況

明らかにコンプレッサー部が壊れている場合です。

コンプレッサーはポンプの部分とクラッチの部分があります。

エアコンを入れるとコンプレッサー本体から異音がしたり、ロックしている場合。

エアコンを入れるとマグネットクラッチが「カチ」っと音がするけれど、滑ってコンプレッサーが回らなかった時や、異臭がしてくる場合。

 

コンプレッサー修理ではない場合

コンプレッサー以外が原因の場合

ガスの量が少なくても、多くても圧力センサーが働きコンプレッサーは動きません。

コンプレッサーへのベルトが緩んでいる場合。

エアコンガスのフィルターや、エキスパンションバルブの詰まりで冷えない場合。

 

エアコンの仕組みからの故障判断

エアコンの故障診断をざっくりと。。。

コンプレッサーが回っていないと高圧と低圧の圧力は同じになります。圧が低いとガス不足

エキスパンションバルブは霧吹。ここが詰まると高圧側は普段より圧が上がります。

圧力計でガスの量は分かりません。大体の目安程度での補充はできます。

圧力センサー(プレッシャースイッチ)の故障もあるようです。

高圧側の圧力が高くても低くてもクラッチは作動しません。カチカチする場合は、ガス量が間違っているかもしれません。

エアコンガスとコンプレッサーオイルは混じりあっていて、同じ比率で抜けていくと考えましょう。

ガス補充ばかりしていると、オイル不足になり異音が出ます。オイル補充でなんとかなる場合があります。

異音が出ていたコンプレッサーは、配管内に鉄粉等が残っているので徹底的に洗浄しましょう。

全てガスを抜いて規定量のガスとコンプレッサーオイルを入れるのが一番良いです。

低圧側0.15~0.25MPa 高圧側1.4~1.7 MPa が目安

 

必要な道具

〇真空ポンプとガスチャージセット

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〇洗浄剤

〇エアコンプレッサー 配管内の清掃のため

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〇バンパーのクリップ

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〇工具 エキステンションバー等

〇コンプレッサー・エキスパンションバルブ等 交換部品

ダイハツ軽は共通部品が多いです。

リビルド品は、中に指定量のコンプレッサーオイルが封入されていて、保証もあるのでよいです。

 

リビルド 保証 返却なし エキスパンションバルブ付きがオススメです。

タント L375S L385S LA600S LA610S タントエグゼ L455S L465S ミラ L275S L285S ミラココア L675S L685S ミライース LA300S LA310S ムーブ L175S L185S LA100S LA110S ムーブコンテ L575S L585S エッセ L235S L245S

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エキスパンションバルブは88515-B2020   圧力センサーは大体が88645-87602です(要確認)

Oリング

ガス漏れがある時は交換します。(今回は交換しませんでした)

その場合、どこが漏れているのか判らないので、出来るかぎり交換します。

図解を見ると、、

15188-87401 が2個~4個

15188-87402 が2個

15188-87403 が2個

ですが、購入する部品に付いている分もあるので、必要なだけ用意しましょう。

作業開始

症状はコンプレッサーのロックです。エンジン停止でHI LOWとも0.65MPa

バンパーを外します。下にもぐり、クリップを外します。

マイナスドライバーでセンターピンを引っ張ったりすると抜けます。

フェンダー内や上部のクリップも外します。

 

フロントタイヤの上 ヘッドライトの所を引っ張ります。

フォグランプ等のコードは引っ張らないで外しましょう。

 

リインホースメントていう、アブソーバ的なやつを外します。

ジャッキアップは必要ないです。マフラー修理と並行してますので、、、

 

エアコン配管が簡単に判ります。エンジンをかける事も出来ます。

このコネクターに電圧12Vがあり、マグネットクラッチが作動しない時は、クラッチ故障です。

電圧がこない時は、リレー センサー等の故障になります。

 

低圧側ポート(L)のバルブを緩めます。エアコンガスを抜きます。

回収方法が無いので大気放出になりました。スイマセン

配管洗浄のため、バルブコアを抜くと楽です。真空ポンプキットに工具が付属してました、、、

 

コンプレッサーを外す前に、ベルトの張りを覚えておきます。

ギューっと押して、15mmかな

 

分解

ネジを外し、抜く、簡単です。

洗浄のため、外せる配管は全て外します。 

 

コンプレッサー回りも、見たまんま、取り外しは簡単です。

 

高圧側ポート(H)と圧力センサーを外します。この中にフィルターがあります。

アルミパーツばかりなので、緩め、締付は慎重にします。

 

エキスパンションバルブの交換のため、バッテリーを外します。

少し奥にあります。邪魔なホース類は向きを変えたりして作業します。

 

2本の配管をボルト一本で押さえてあります。狭いので、細かいラチェットが便利です。

アルミパーツで配管を押さえてあります。配管を引き抜きます。

 

 

エキスパンションバルブを固定している六角キャップスクリューを外します。

プライヤーでエキスパンションバルブを挟んで抜きます。

清掃

配管内やエポパレーター コンデンサー フィルターの内部を洗浄します。

鉄粉やゴミ、古いオイルを除去しないと故障します。

エアコンガスの流れと逆向きに洗浄・エアブローします。

エアーの漏れを少なくするアダプターです。穴の大きさによって変えます。 

 

 

クリーナー10秒ほど入れて、エアブローを繰り返し、汚れが無くなるまでします。

出口をテッシュペーパーで受けると、汚れが分かりやすいです。

思ったほど、鉄粉やオイル分は入っていませんでした。

組込・取付

リビルドコンプレッサーにはOリングが付属していました。

その他のOリングは交換しませんでしたが、一応外して清掃しました。

壊れた方のコンプレッサーから出たオイルの、キレイな所をOリングに塗り取付しました。

リビルドコンプレッサーは新品のような輝きです。

中にオイルが入っていますので、傾けないように扱います。

リビルドは、オイル充填量が記載されています。大体は規定量です。

ダイハツ軽の規定量は約80gほど。足りない場合は必要量入れましょう。

少量のオイルを入れるなら、コンデンサの入り口の方にでも

ガスチャージ

ガスチャージする前に、配管の漏れを確認するために真空引きをします。

各カプラーやホースを繋ぎ、バルブを開け、真空引きをします。

メーターが最下位になったら、1~2分後にポンプを止めて待ちます

5~10分は待ってください。心配な方は20分ほどは時間をおきます。

他の作業をしていたので、1時間ほど経ちましたが、メーター戻りは無かったです。

このメーターは「bar」の所を使います。1bar は 0.1Mpa で、1気圧 です。

 

もし、メーターが戻る事があれば、最初に真空引きセットの方を点検しましょう。

取付金具を締付て、カプラーを揺すって確認しましょう。

車体側に原因がある時は、Oリング不良 傾いての配管接続 センサー部分 バルブコア不良 穴あき が考えられます。

 

しっかり真空が維持できていれば、エアコンガスを充填します。

赤 青 のバルブを閉めます

真空ポンプから黄色のホースを外し、ガス缶を取付けます。

変わった取付方法でした

 

全て取付けたら順番があります。絶対に順序を変えてはいけません。

エンジンは止めておきます。

ガス缶は逆さにしないでください。

①赤 青 バルブはしっかり締める

②エアコンガス缶の上の「穴あけ針」のネジを締め込み、戻す。

③メーター下の黄色ホースにある放出バルブを押し、「シューーーッ」とホース内の空気をエアコンガスで押出します。

④赤の高圧側のバルブを緩めます。缶が冷えるので手で温めます。

⑤高圧・低圧のメーターが上がり、増えていかなくなったら赤バブルを締めます

⑥エンジンを掛け、エアコンを内気循環・冷房全開 風量全開にします。

⑦コンプレッサーが回っていれば青の低圧側バルブを緩めます。

⑧手で温めたりして、缶がカラになったら青バルブを閉めて缶を交換します。200g充填

⑨缶に穴をあけ、放出バルブで空気を追い出したら、青の低圧バルブを緩めます。

⑩車体に貼ってあるエアコンガス量は300g±50gなので缶の半分で青のバルブを閉めます。

エアコンガス缶の結露や重さで適量を判断します。少しくらいの誤差なら大丈夫。

残りは、保存の方法が無いので、、、、大気に返しました、、仕方がない、、、

コンプレッサーを止めて、カプラーを外します。

とくに高圧側のカプラーは、大気圧の10倍以上なので、心して外してください。

終わりに

エアコンシステムは思ったより簡単な構造をしています。修理も簡単です。

しかし、修理の判断は難しいです。電気系は今回はしませんでした。

高圧側の圧力が高すぎるので、慣れてくるとミスをするかもです。注意しましょう。

古い車は、エアコン修理費用に悩み手放すようです。簡単に直して長く乗ってもらいたいです。

 

一応、他メーカーの部品を載せておきます。

適合確認をしてもらえるので、安心です。

分解方法もそんなに違わないと思います。

 

スズキ系

ホンダ系

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