車のブレーキは圧力を利用しています。圧力を伝える液体(フルード)は劣化するので2~3年に一度は交換しておきます。
ボンネットを開けるとブレーキフルードのリザーバータンクがあります。
新品は、ほぼ透明ですから、茶色くなっていれば交換です。
ざっくり言うと・・・
タイヤを外し、ブレーキキャリパーからフルードを抜きます。
運転席から一番遠い助手席の後輪から始め、運転席後輪→助手席前輪→運転席前輪にします。
リザーバータンクを空にすると空気が混入するので1/4になったらブレーキフルードを補充します。
では作業します。
作業前にブレーキの感覚を覚えておくのが良いですね。強く踏んだ感触なども
キャリパーに付いているブリーダーボルトです。
ブリーダーボルトにホースを付けます。100均などで探してもよいです。漏れなく空気も入らないサイズを選びます。
ホースの先は空のペットボトルに入れます。
ブリーダーボルトを緩めます。少しです。ブレーキを強めに踏むとフルードがやっと出るくらいです。
ブレーキをゆっくり奥まで2~3回踏みます。
リザーバータンクの残りを確認しながら1/4まで減らします。
かならず新聞紙などを敷き、ブレーキフルードを入れます。
ブレーキフルードは侵食性のあるアルコールなので他の部品につかないようにします。
パーツに付着した場合は、水で洗い流してください。
気泡が混入しないように、ゆっくり缶を傾けてください。
入れるブレーキフルード
リザーバータンクのキャップにDOT3やDOT4などと記してあります。
DOT3・DOT4・DOT5.1は、同じグリコール系で上のグレードなら混ぜても大丈夫です。
ウチはどの車もバイクもDOT4を入れています。
ブレーキを踏み、リザーバータンクに継ぎ足ししながら透明になるまで繰り返します。
ブレーキフルードを処分する時は袋に新聞紙を大量に入れて染み込ませます。可燃ゴミに出します。
後は、しっかりブリーダーボルトを締めておきます。
しっかり締めたら、強くブレーキを踏んでみましょう。
フワフワ感触があれば、エア混入しています。ブリーダーボルトを緩めてエアを出します。
4輪すべてをするのでタイヤ交換の時にでもフルード交換するのも良いですね。
ブレーキは直接 命にかかわる部分なので慎重にお願いします。
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