交換はオススメしません。ネタとして御覧ください。
オイル管理が悪くて、エンジンから異音。コンロッドメタルを損傷させました。
車も長く乗っていると、エンジンオイルが減ってしまう時期がきます。
エンジンオイルを半年に一度くらいしか確認しないと、、タイミングが悪くて深刻なオイル不足になります。
走行20万Km 女性ドライバー 発見が遅れたのもありました。
症状
アイドリングでは、異音はしませんが、1500~1700回転あたりに共振ぽい異音がします。
走行中も、よく使う回転あたりに時々、振動があります。
タペットの減りにある、回転に比例した甲高い音ではありありません。
音の場所は特定しにくく、腰下かな?って感じです。
エンジンオイルを抜くと、少しキラキラ金属のような汚れがありました。
エンジン下からの確認・交換です。
オイルパンを外して確認です。JB43は、すんなりとはいきません。
まず、デフホーシングがジャマをするので、サスペンションを目一杯伸ばします。
オイルパンの形が、けっこうジャマをします。意地悪な形状です。
もー少しで外れそう。な、ところで引っかかりが出ます。
ステアリングロッドを外しました。
ATトランスミッションのフタ?も外します。
もう少し、エンジンミッションを持ち上げて取り外しました。
オイルの吸い口を外します。
あとは、簡単、コンロッドのキャップを外して、コンロッドメタルの確認です。
手でガタを確認しましたが、分からないですね。
キャップを外したところです。中のシャフト部分がジャーナルです。
取り出したコンロッドメタルです。ダメージの多い所と少ない所があります。
取り外したパーツは全て、マジックで場所と方向を記入してあります。
一番状態の悪かったメタルのジャーナルです。
爪で引っかいて減りや傷を確認しました。とりあえず減っていなかったので助かりました。
新品のコンロッドメタルを取付けます。
コンロッドメタルとジャーナルは最適なクリアランスにしないといけないのです。
今回は下から交換なので、、正確な計測は出来ません。で、、、
コンロッドメタルのノーマル(カラー無)よりは厚みのあるやつを選びました。
今回は、すべて「カラーブルー」です。
カラーグリーン 12100-70880-0A0 0.008mm薄い
カラーブラック 12100-70880-0B0 0.003mm薄い
カラー無 12100-70880-0C0 0
カラーイエロー 12100-70880-0D0 0.003mm厚い
カラーブルー 12100-70880-0E0 0.006mm厚い
カラーレッド 12100-70880-025 ?
コンロッドメタルに厚みがあるという事は、クリアランスが狭くなるのですが、長年のジャーナルの減りも考慮して決めました。
コンロッドメタルは取り付ける時にしっかりコンロッド・キャップに爪を合わせてください。
メタルとジャーナルの当たる部分はエンジンオイルやモリブデンスプレー等を塗っておきます。
メタルの外側には塗ってはいけないようです。
本体側もしっかり爪に合わせます。少しでもズレると壊れてしまいます。
組込みます。
シール材を使ってオイルパンを組込みます。
最初は固めのエンジンオイル10W-40で、ならし運転から始めました。
やはり、静かになって1500回転からの振動も無くなりました。
金属片もオイルパンにありましたので、オイルフィルターも交換しています。
快適です。エンジンオイルの減りはあるので、一カ月に一度は補充しています。
ジムニーJB23用で見た所、1種類だけでした。3気筒なんで3箱必要です。
交換できるかは不明ですが、、、
この品はK6Aの後期型2003/08-2010/05で使用できるようです。
アルト キャリィ エブリィ ジムニー セルボ ツイン パレット ラパン ワゴンR ソリオ KEI
オイルパンを開けて、下から交換できるかは車種によります。
オススメはしませんが、、廃車にするくらいならチャレンジするのも、あり、かな?
コメント
ウチのもしてみたくなる手際良さですね。
オイル管理が悪かったのならオイルが減るのは色々可能性がありますね。
クランクシャフトのフロントかリヤのシール。フロントの交換は楽です。
後ろのはギヤボックスを下さなければなりません。
あとはピストンリングの固着。リングイーズでいけます。
それからバルブステムシールからのオイル下がり。
ツールを使えばヘッドを下さずにできます。